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社長のたわごと:こころに沁みた講演会

Category : 社長のたわごと 6月 29th, 2015

 今月14日の日曜日、大曲厚生医療センターに於いて「いのちの落語講演会」が開催された。演題は「生きてるだけで金メダル」である。講師は自らも癌を克服した経験を持つ樋口強氏。会場にはたくさんの市民や、看護関係者が椅子を並べていた。

 一部の講演と二部の落語で二時間弱の時間だったろうか。身じろぎすることもなく氏の爆笑漫談を交え、自身が経験した治療体験や、励ましの言葉に聞き入っていた。感極まって涙する傍聴者もいた。多分同じ様なつらい思いを経験して来た方だろう。

 私も未だ癌にはなっていないが、手術の体験があるので共有する部分を感じていた。そして数多くのお話の中、私の心を打つひとつのことばがあった。『人間3ヶ月先、6ヶ月先を生きているかどうか分からない。しかしだよ。1年先にクサビを打ち込んで、そこにロープを掛け、端を自分の身体に結わえるんだよ。そしてそのロープを1日、1日と少しずつ引き込めば、そのうちきっと1年先にたどり着くからね。だから決して諦めちゃいけないよ』

 この言葉は、余命宣告を受けたとか、□年生存率の足音に生きた心地の無い患者さんに訴えることばだと感じた。笑うことで病気を克服する手助けになるそうである。

 最後に氏の小話を紹介したい。『お客様、ピザを6ヶに切り分けましょうか。それとも12ヶに切り分けましょうか。』『6ヶでいいよ。12ヶなんて食べ切れないよ』

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