お昼、同居人が買物袋いっぱいに食料品をぶら下げて帰って来た。「お昼のお寿司買って来たわよ」「おっ、ご馳走だね」早速レジ袋からそれらしいパックを取りだそうとすると、本来水平に置いてある筈のパックが斜めになっている。
店頭では多分にぎり寿司で並べてあっただろうが、自宅にたどり着いたら、ちらし寿司に変身していた。肝の据わっている同居人は「腹に入れば同じよ」「そうだね」いやいやそんな問題ではないだろう。だが、結局ちらし寿司を食べた。
まあそれに近い話が、薬である。なんでも、飲み忘れた薬を数回分まとめて飲むなんて、それって有り?しかも本来水かぬるま湯で飲むべきなのに、キッチンに立つのが面倒だからと、ビールで落とし込んでいる。まあ白状すると自分のことだから有りなのだ。
わざわざ水で薬を飲んでも、その後すぐに酒を飲んだら、食道で酒が薬と水を追い越して先に胃袋に入ったら、結局同じだろうという持論である。「んだなー」と賛同してもらえる方もいると本気で信じている。しかし、ただひとつ心配なのは、アルコールの量を考えたら、果たして薬が効かないのではないかと思っていることである。