秋田県大仙市の工務店です。高気密高断熱・省エネルギー住宅を手掛けています。




不幸な自宅内事故死を減らす為に

Category : 社員日誌 2月 16th, 2016

以前から言われていることですが、改めてご紹介します。

秋田県の入浴死、交通事故死の5倍…厳寒期に6割発生
読売新聞(ヨミドクター) 2月16日(火)12時10分配信
http://goo.gl/bsWVNx

冬場の入浴事故による死者が後を絶たない。秋田市消防本部の救急救命士でつくるグループの調査によると、2014年までの3年間、秋田県内の入浴事故による死者は毎年200人を超え、交通事故死者の5倍近くに上っているという。同本部は、体への負担が大きい42度以上の湯に入ったり、10分を超える長い時間つかったりといった入浴を控えるよう促している。

同本部によると、湯につかっていて意識を失い、そのまま死に至るケースが多いといい、「気持ちよく、スーッと意識が失われてしまう」ため、症状が表れたときには既に自分で助けを呼べない状態になっているという。

上記は典型的な「ヒートショック」による死亡事故の例です。
周囲の急激な温度変化により血圧が乱高下する為に、脳卒中・心筋梗塞や失神による溺死という事故に繋がります。

秋田県のみならず、東北地方の住宅は冬場の室温がかなり下がることが珍しくないと思います。
しかも普段居る部屋とそれ以外の場所での温度差が相当激しい状態です。
そのことがこういった不幸な事故を招くことになります。
安心しきっている自宅内での事故死というのは、本当に不幸なことです。

脱衣場や浴室を暖めるという対症療法もアリですが、根本的にはやはり住宅の断熱性能を上げるということが不可欠だと思います。
これから家を建てられる方、現在高齢者と同居をされている方などに是非考えて頂きたい問題です。

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