感動と寝不足のオリンピックとパラリンピックも終わり、非日常的な数日間から急にいつもの生活に戻り、お祭りの後のような物足りなさと寂しさを感じている。
日本は過去最高のメダル数に沸いて、多くの人々が感動と勇気をもらった大会であったと思う。中でもパラリンピックの選手にはより感銘を受けた。自らの障害を克服し、あれだけの身体機能を駆使できるまでの努力を思うと、今の自分はなんと平々凡々と生きているのだろうと感じさせられる。
人は何かハードルの高いものが目前にある時、それを乗り越えようと挑戦するタイプと、自分にはどうせできない事と背を向けてしまうタイプがある。
私の若い時は、いろいろなことに興味を持ち実行することが生きがいでもあった。それが資格の取得であったり、スポーツであったりと結構充実していた日々であった。
ところがそれから数十年、近年は何をするにもおっくうになり、とにかく「出来ない理由」を探している自分がいる。前向きにやれないことを年のせいで片付けるのはどうだろうか。
そんなことを反省して、若い時からやってみたいことを、今やらなくては年を重ねてしまい、一生後悔するだろうとは思っている。
しかし、それが仕事に関することなら皆が賛同するかもしれないが、自分の趣味(遊び)しか頭に浮かばないもんだから、同居人の顔色をうかがって、考えあぐねる日々である。