今月22日、我社は創業40年目を迎えた。仕事も、資金も、コネもないまま独立してしまったのは、私が無類のアホだったからである。そんな無鉄砲な私をこれまで育てて頂き、仕事を発注して下さったお客様の恩は決して忘れられない。またついて来てくれた妻にも感謝である。本当におかげ様である。

　創業してからしばらくの間は、何をするにも無我夢中で綱渡りの毎日だった。それは40年後の今も大差はないが、綱から脱却して狭い平均台を歩いている日々だ。まだまだ足元がおぼつかないでいる。ただ、会社にとって40年は通過点である。さらに信頼される工務店を目指して歩まなくてはと、気を引き締めている今日である。

　そんな私共に今では仕事を任せて下さったお客様が沢山いらっしゃる。そして社員も満足な待遇もできない中、献身的に働いてくれる。それを思うと、つくづく社長の責任は重いと感じている。

　節目の40年で、何かしらのイベントも考えてみたが、余り目立つことをすると、税金の集金に忙しい方々が会社に遊びに来そうだ。そこで今日明日の住宅展示内覧会で、ささやかな記念品と私の媚びた笑顔で、皆様をお迎えしようと思う。

　今年、弊社とすでにご契約頂いたお客様、過去お世話になったお客様、これからアクションを考えているお客様、暇を持て余しているお客様。皆々様のご来場を心よりお待ちしています。

　建匠はお客様の為に存在し、地元に根を張る工務店です。