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社長のたわごと:愛すべき同居人

Category : 社長のたわごと 5月 28th, 2018

「きゃっ!!」大きな悲鳴がキッチンから聞こえた。いつもの同居人の日課である。まだ耳が健全な私には、前ぶれの無い大声に血圧の上昇を感じる。不意な出来事や急に何かと出くわした時等、瞬間に発声するらしい。まあ頻繁にこの声で脅される私の、心労を理解していただけるだろうか。

 それでも、若い頃は「お~、可愛いもんだな」くらいに思っていたし、急に物陰から現れて「キャーキャー」騒がせたものだが、ほどなく飽きた。あれから40年、最近となってはうるさいばかりで、耳が遠くなるまで持ちそうもない。

 先日も、同居人がキッチンで食事の支度をしていた時、恒例の「きゃっ!!」が聞こえてきた。向かいのテーブルにいた私も、「あーあ又か」どうせ皿でも落としたかくらいに思っていたが、そのまま知らない素振りをしていたのでは、後の反逆が怖い。いかにも心配そうに「どうした?」とキッチンに向かった。どうやら冷蔵庫から卵を1個落として割ったようだ。

 そこまではどこのお宅でもよくある話だろうが、その時に「あ~あ、もったいないな。あなた食べる?」と来た。まあ子供の頃から拾った物や、よその木の青くて固い成り物を食べて、育ってはきたが。

 でも、今更床の生卵をすする気にはならないし、何味にしたらいいのか悩む所だ。とは言っても、最近貧困老人が増えているらしい。我が家もそんな卵をフライ返しで、フライパンに乗せる日が来ないとも限らない。今からでも遅くはない。胃袋を鍛えておこう。

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