「きゃっ!!」大きな悲鳴がキッチンから聞こえた。いつもの同居人の日課である。まだ耳が健全な私には、前ぶれの無い大声に血圧の上昇を感じる。不意な出来事や急に何かと出くわした時等、瞬間に発声するらしい。まあ頻繁にこの声で脅される私の、心労を理解していただけるだろうか。
仙南扇田部落(現美郷町)の実家から、大曲に住み始めて早40年。その間4回の引っ越しを経て今、須和町に住んで20年になろうとしている。
望んだわけではないが、現在の家を含めて住まいの隣りには、いつも町内のゴミ置場があった。住む所の選択に忌み嫌う所として、お墓、ゴミ屋敷、アパートのうるさい隣室等、そしてゴミ置場である。
「あど、いらねぇ~」と言っていた雪も、春になって当然のように収まり、南からは桜の便りが聞こえている。近年の自然界は予測がつかない。地震、噴火、洪水、豪雪とバラエティに富んでいる。100年、50年に一度が、まとめて来たのか。
ここで生活する限り避けて通ることのできないの、雪との親密なおつき合いである。今シーズンは雪が多かっただけではなく、気温も異常に低い年である。近年になく解氷依頼も多い。
あけましておめでとうございます。弊社の「かわら版」も今年15年目を迎えたが、いよいよ「旧態依然」の言葉が似合うようになってきた。「旧態依然」とは、昔のままで少しも進歩や発展がない様とある。現実としては後退している感もあるが。
せいぜい進歩したことといえば、たわごと社長の物忘れが進んだくらいのことだろうか。15年前はもう少し馬力があったし、自負ながら活力に満ちていた気もする。それが徐々に木が風雨に晒されて朽ちるかのように変色して痩せていく。これも人生の有様なのだろう。正月からボヤキで始まる。
物忘れの最たることが、スケジュール帳に書くメモである。例えば、○○さんが来社するとか、○○へ行くなどのメモ書きをしているが、後日に見て「あれっ?何の用事で会う人だっけ?」となる。つまり明らかに脳のすきまが多くなっている。
たとえメモ書きでも、5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)をしっかりと記していないと、相手の方に大変失礼な結果になりそうだ。
そうなると、今のA5サイズの手帳ではとても書き切れないから、広辞苑程の帳面が必要になるし、字忘れの国語辞典もお供に要る。さらにそれらを入れて歩くかばんも大きくしなくてはならない。今年は、ビッグな1年になりそうだ。
日馬富士の暴力事件で貴乃花親方がどうのこうのという話題が、テレビ各局で毎日の様に取り上げられている。それまで騒がれていた森友の話はすっかりと影を潜めてしまった感がある。当人と関係者にしては、やれやれかも知れない。
運転免許を持ってから、あと数年で半世紀になる。幸いなことに人身事故だけは一度もないが、まだまだ先は分からない。今後も更に慎重な運転を心掛けなければと思っている。
今年春、おかげ様で会社は創業40周年を迎えることができた。そして、めでたい分けではないが我々夫婦も今月中旬、結婚41年を迎えることができた。できたと言うのは、周りで熟年ナントカが多過ぎて、そんな表現にもなるのかと。
今の家に住んで早18年、当初から夏は暑い時に限りエアコンを使用してきた。ところがネットでは頻繁なスイッチの入切りより、24時間つけっぱなしにした方が省エネになるという。果たしてどうなのか、今年は思い切って7月中旬から試してみた。
いつも未明の3時頃に目を覚ます習慣の私が、その日も何かの異変を感じて3時前に目覚めた。何気なく窓越しに家の前を見て、完全に覚醒した。我家が水に囲まれているのだ。「やばい」とっさの行動は車の救出だ。下着のまま膝の高さの水を漕いで1台の車は高所に移動した。しかしもう1台は水中でエンジンストップ、後日買い替える運命となった。
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