新しい厚生病院角の福住町交差点を北方向から丸の内方面に向かって信号停止すると、斜め左側に重機が組合病院を解体する作業が見えていた。
それは紛争国の砲撃を受けたビルのように無惨なものにも見えた。そんな建物も姿が消えると一抹の淋しさを感じる。
早朝明るくなった頃車で市内を走っていると、散歩やジョキングをしている人を多く見かける。犬を散歩させてる人、犬に散歩させてもらってる人。同じ時間帯にほぼ同じ人とすれ違うのは、もう散歩が日課になっているだろう。早い時間の空気はすがすがしく特別な感じがするのも早朝散歩の魅力なのだろう。
私が建築業で独立した頃、多くの社長さん達はゴルフに夢中になっていた。一緒にやらないかと誘われたことも数知れない。ところが私には、そんな余裕のない台所事情があった。
今、建設業界は人手不足で大変そうだ。その為に工期に間に合わない現場もあるようだ。一部の公共事業では、割のいい仕事以外は目もくれないらしく、応じる業者がいないらしいと聞く。
我々零細工務店が、そんな全国的な状況をどうこう考えても、何の足しにもならない。取りあえず、自社のお客様にお待たせしない段取りをするので精一杯である。
桜も散り、ようやく春らしい日が差し込み、硬くなっていた身体もなんとなくほぐれてきた。そんな季節、たわごと社長は懲りずに農作業に勤しんでいる。昨年から始めた花と野菜作りだが、これがなかなか面白い。何が?思い通りに育たないのと、逆に土から芽が出て徐々に背伸びをするように大きくなる過程が楽しく可愛いと思う。
最近のコメント